威圧感を与えないように配慮する

看護師の仕事をしていると、職場で後輩に教育を行う機会があります。
しかし、うまく教えることができなくて悩んでいる人も多いのが現状です。

後輩に教育を行う際、悪い点を見つけたらそれを指摘して怒る、というやり方を行っている人がいるかもしれません。
また、舐められたくないという思いから、後輩に威圧感を与えている人もいるでしょう。

ところが、その方法だと逆効果になってしまう可能性もあるので注意が必要になります。
厳しく怒ることも時には必要ですが、常に威圧感を与えていると萎縮させてしまい緊張感が増すので、本来の能力を発揮させることができず余計にミスを誘発してしまう場合があるのです。
さらに、怒られるのが怖いからミスをしないようにしようという考えになってしまうと、仕事で成果を出すという本来の目的を失ってしまう場合もあります。

そのため、教育を行う際には、ただやみくもに威圧感を与えて怒るのではなく、仕事へのモチベーションが上がるように配慮をすることが大事です。
ミスをした時には、どうしてミスが起こってしまったのか、そこから次への仕事の取り組み方はどうすれば良いのかを考えさせます。
そして、仕事がうまくできた時には、相手を褒めて認めてあげることも大事です。
それが仕事へのやりがい、モチベーションにつながっていくことでしょう。

さらに、相手に指示をするだけでなく、自分でもやって見せることも大事です。
つまり、自分の背中を見せるということです。
口で言うよりも説得力があり、相手との信頼関係も築けるでしょう。

このように、後輩を教育する際の注意点を把握しておけば、今後困ることはないでしょう。